名古屋仏壇

●名古屋仏壇の歴史

元禄八年(1695年)、高木仁右衛門がこの地に仏壇専門店「ひろや」を創業したときからといわれています。当時既にかつて宮大工、寺大工職人であった人達が専門化してお仏壇を製造していたものと思われます。 その後、尾張藩による仏壇業者の保護などが今日の発展の基礎となっています。

●名古屋仏壇の特徴

木曽三川(木曽川、長良川、揖斐川)の水害から仏壇を守るために、台が高く、「まくり(台の前にある持ち上げ式扉)」を備えた宮殿御坊造(くうでんごぼうつくり)という豪華絢爛なつくりが特徴です。
本体は釘を使わず、解体、組み立てが容易にできる「ホゾ組」という技法で、洗濯・修理などお手入れも簡単に行えるという合理性も兼ね備えています。

ことば解説

『洗濯』 仏壇の汚れ落としをすること。すべてのパーツを分解して掃除する。
『まくり』 台の前にある持ち上げ式扉
『ホゾ組』 材木に凹凸をつけて組み合わせて仕上げる釘を使わない方法

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